Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第4期生 サリンの活動報告

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ロゴハンズオブホープコミュニティ

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2014年上半期報告

団体 協会 個人
‐Balima Foundation Regina & Alex Fischer ‐Cambodian Volunteer Foundation ‐Charity Church Ermelo the Netherlands ‐Riverside church UK ‐Evangelism Lutheran Church of Cambodia ‐Cross Road Community Church in US ‐Esther Pastores ‐Simonetta Tami ‐Mrs. Shery Limawarty ‐Mr. Lee Chaing Huat ‐Miky Junior ‐Peter Wyman

1. 特別教育(デイケアセンター)

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特別教育プログラムでは中度及び重度の障害児と若い障害者のニーズに対応するプログラムです。現在は32人の障害児を対象にしています。

  • 32人の障害児がデイケアサービスと地域の学校の活動に参加しています。うち、13人が女の子で、19人が男の子です。
  • 16人の子どもたち(内5人が女の子)が、ライフスキル、お絵かき、レクリエーション/スポーツなどの楽しめる内容のデイケアプログラムに参加しています。多くの子供たちに家事などで家族を手伝っているという成長がみられます。学校の教材準備の手伝いや、スタッフやボランティアと一緒に、センター内の各所やキッチンエリアの掃除の手伝いなどもできるようになりました。
  • 16人の子どもたち(内8人が女の子)が在宅ケアに登録しています。このプログラムは、スーパーバイザー、ボランティア、特別支援教育教員らによるモニタリングやフォローアップが行われている、全ての子どもを対象としたインクルーシブ教育プログラムに含まれます。
  • 32人の全ての子どもたちに、毎週栄養食品(豆乳)、日常食品(ランチ)、スナック(朝食)が配給されています。医療ケアが必要な子どもはそれが受けられ、他の子どもたちにはリハビリテーションやライフスキルトレーニングが提供されています。
  • 6人の子どもが、歩く、動き回る、正しく座るなどの特別療法セッションを受けています。
  • 7人の知的障害児が、スターフィッシュ財団から、サッカーのトレーニングを受けています。これはスポーツ活動の全国的なイベントの一環で行われているものです。
  • 32人全ての子どもに個別指導計画と比べて、進歩が見られました。
  • 5人の子どもが、小児及び思春期の子どものための精神衛生センター及び、ロシア病院より薬物治療を受けています。これらの治療は発作をコントロールしたり、攻撃性を和らげたりすることにも役立っています。
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2. 在宅ケア

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  • 現在16人の子どもが在宅ケアに登録しており、スタッフが週に2、3回自宅訪問をしています。それは活動への参加を促進し、コミュニティーからの隔離を防ぐためです。在宅ケアでは特に、個別指導計画を策定し、日常生活動作を向上させることに焦点を当てています。
  • 16の全ての家族が、在宅ケアの向上のためのトレーニングを受けました。また、児童保護と児童の安全確保についてのトレーニングも実施されました。
  • 10人の子どもに対して、週1度フィールドスタッフとボランティアにより在宅療法が実施されています。何人かの子どもは、Variance International Cambodia (VIC) や The Cambodia Trust (CT)などの、特別なリハビリテーションサービスを紹介されました。
  • 6人の子どもがCCAMH(知的障害児に医療アセスメントを提供する専門機関)を通じて月に1度医療ケアサービスを受けています。
  • 16人全ての子どもが、月に1度デイケアセンターで開催される、クメール新年、国際子どもの日、地域の教会の青年たちによるレクリエーションなどのイベントに参加しています。
  • 2家族が治療物資の提供を受けており、特に貧しい4家族がお米や、インスタント麺、牛乳などの食料
  • 提供されています。
  • 16人全ての子どもが、教材、栄養食品、スナックを配給されています。
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3. 啓蒙及び権利擁護

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  • 啓蒙活動は地域及び全国で行われています。32人の子どもたちは、4月の全国自閉症の日に障害者活動評議会と他の障害セクター主催のイベントに参加しました。
  • 32人の子どもが、カンボジア首相主管の国家障害戦略計画に関する活動に参加しました。
  • サリン氏は、1月24日に公営テレビで障害の啓蒙、早期介入の重要性、障害と開発について基調講演を行いました。その後5月にはインタビューがあり、ハンズオブホープのプロモーションをしました。
  • 4月13日から15日のクメール新年に、32人の子どもと20人の親、地域の人々が伝統的なゲームで遊びました。子供たちは楽しみながら文化を学ぶことができました。
  • 16人の子ども、ボランティアとスタッフが、コミュニティにおける差別をなくすために、地域の隣人たちを訪ね、交流をしました。
  • 25人の子どもたちがピザレストランを訪れ、食事をしました。レストランの他の客たちは、子どもたちを見て、障害のある子どもが社会に参加していると、とても驚いていました。そして私たちの取り組みを称えてくれる人もおり、ある人は、50ドルを食事代として寄付してくれました。
  • 自閉症の子どもの親が地元ラジオのインタビューで、知的障害のある子どもの子育てについて、懸念や課題などを提言する貴重な機会を得ました。
  • 地域の学校とコミュニテイから、たくさんの子供たちが私たちの啓蒙活動に参加しまし、またそれぞれの学校や地域を訪問し合いました。
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4. 親支援グループ

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  • 18人の親が2グループに分かれて、個別教育計画・アセスメント・障害予防についてのトレーニングに参加しました。トレーニングでは、子どもの在宅ケアについても学びました。その他にも、発作の原因、事故予防、早期介入などについてのトレーニングも実施しました。
  • 月に1度親支援グループのミーティングを開催し、子どもの成長や、課題、情報などを共有したり、各プログラムを推薦したりしています。ほとんどの親が、コミュニティでの啓蒙活動についての新しい経験を得ることができ、また、差別問題について訴えることに自信を得ています。
  • 2人の親がデイケア活動でボランティアをしていますが、ボランティアをする側にとっても、家でも実践できる良い例の学びとなっています。
  • 3人のリーダーの親が、CABDICO主催の自助グループ及び収入創出に関するスタディツアーに参加しました。CABDICOはKep地区で障害児支援を行っている団体です。
  • 親支援グループ計650ドルを貯蓄スキームから得ています。3人の親がスモールビジネスを始めるためローンを借りています。
  • 親支援グループは地方自治体によって政党に認可されています。
  • ほとんどの子どもが、ハンズオブホープを本当の家のように思い、学び、お互いに共有できる場と思っています。
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5. おもちゃ図書館プログラム

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  • 親や保護者が、子どもの成長をサポートし、スキルや想像力を向上させ学ぶ力を促進するため、様々なおもちゃ、パズル、ゲームなどを借りることができるおもちゃ図書館が設立されました。これらのおもちゃは家やグループで使うことができ、障害のある子どもも無い子どもも楽しむことができます。設立して6ヶ月ですが、おもちゃ図書館は、家族が子どもと遊ぶ貴重な時間を作り、家族の繋がりを強めていると実感しています。
  • 32人の障害児と地元の学校に通う200人以上の生徒たちが、おもちゃ図書館を利用して、学んだり遊んだりしています。
  • 在宅ベースの16人の子どもが、移動図書館を利用しています。これは近所の子どもたちのためにもなっています。
  • 少なくとも1週間に3回は16人の子どもたちがボランティアのサポートを受けておもちゃ図書館を利用しています。1回のセッションは45分間で、2人の子どもが参加できます。1から2人のボランティアが遊びのコーディネーションのために必要です。
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6. 運営・管理の主な成果

  • ハンズオブホープのマネジメントチームと理事は今後3‐5年間の組織の方向性と目的を定めるため、戦略計画を作りました。立案の一環として、ハンズオブホープのミッション、ビジョン、原則の見直しも図りました。
  • 戦略計画の準備において、親、子ども、障害関連セクターの関係者へインタビューを行い、ハンズオブホープのプログラムについての意見徴収を行いました。
  • ワールドヴィジョンのファイナンススタッフによる外部の会計監査が行われました。全体的に良い結果でしたが、いくつか受けた指摘については、財務長に引き継がれました。
  • 政策策定- 人事及び事務ガイドラインが草案されました。それらと、財務ガイドラインも併せて、2014年末までに理事会によって最終決定及び承認されます。
  • それぞれ1名のスタッフ及びボランティアが、CCAMHにより実施された、アートセラピーとスピーチセラピーのトレーニングを受けました。
  • 16人のボランティアがカンボジアボランティアファウンデーションを通じて、ハンズオブホープへ応募してきました。 (毎月3人のボランティアを受け入れ) 彼らは、子どものケア、トレーニングスタッフ、セラピースペシャリスト、特別教育などのバックグラウンドを持ち、内訳はスイスから1人、オーストラリアから4人、フランスから2人、カナダから3人、アメリカから1人、アイルランドから1人、イングランドから1人、スコットランドから2人、ニュージーランドから1人です。
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理事とスタッフのミーティングの様子
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家族へのインタビューの様子
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