Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第8期生 パルハットの活動報告

“ZHIGER” – (ジゲルとは、「強い意志」)若い障害者の自助団体は、Abilis Foundation(フィンランドの支援団体)から資金援助を受け、“Teaching each other the skills of healthy lifestyle”というプロジェクトを開始しました。プロジェクトは、アルマトイの若い障害者リーダーの潜在能力開発を目的としたものです。これにより、彼らが自らの団体を立ち上げ、仲間や関係者や親しい友人たちに対して、健康的な生活やその他の様々な重要なトピックについて指導できるようになることを狙いとしています。

このプロジェクトのユニークな特徴は、カザフスタンの若い障害者の団体の、初のネットワークを構築する最初のステップになるということです。将来このネットワークは、若い障害者が国内および国際社会へ統合するために、重要な働きをすることが期待されます。

2015年4月7日から8日にかけて、前述のAbilis Foundation、公益団体 “Inayat” 、そしてPanfilov’s Rayon市長オフィスが共同で、健康的な生活・HIV・AIDS予防についての指導者研修をアルマトイで実施しました。16歳から30歳の、20名の視覚・聴覚障害者及び肢体不自由が参加しました。参加者は、アマルティ市、EnbekshyKazakh地区(アルマトイから120 km)、そしてPanfilov 地区(アマルマトイから350 km)から集まりました。

研修は、2005年に国連Jonathan Mann世界健康人権賞を受賞し、20年の経験を有するSagyngali Elkeyev氏によって実施されました。参加者は、大勢の聴衆の前で、ミニ研修のデモンストレーション行うという素晴らしいチャンスを与えられました。彼らの人生初の体験でしたが、楽しみながら行っていました。多くの参加者が、この研修によって自尊心と自信を深め、他者と協力することの理解を深めました。そして、アルマトイの地方からの参加者の中には、日々の生活で直面している問題を、協力して解決するため、自分たちの団体を立ち上げたいという強い意欲を示した人もいました。

写真1
Jarkent町からの参加者Shukhrat Mukhamediyev氏(27歳)が15分間のミニ研修をしている様子。
写真2
“ZHIGER”のメンバーによる、視覚障害者との正しい接し方及びコミュニケーション方法についてのレクチャーの様子。
写真3
Sagyngali Elkeyev 氏とパルハット氏による、適切な障害関連の専門用語についてのレクチャーの様子。
写真4
研修の修了書を授与されて、集合写真

パルハット・ユスップジャノフ
“ZHIGER” 代表

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