さをりプロジェクトミーティング
2015年5月17日にさをりプロジェクトのミーティングがプノンペンCILで開催されました。最初にお互いに挨拶をし、粗品の交換をしました。
タナカ氏は建築関係の会社を2015年4月で退職し、カンボジアで以下の3つのプロジェクトを始めようとしています。
1及び2は今のところ夢です。
タナカ氏は5月16日から26日までカンボジアを訪問し、さをりプロジェクトについて話し合いました。6月にはタナカ氏は日本のJICA事務所を訪問し、さをりプロジェクトへの支援について話し合う予定です。その後7月に再度カンボジアを訪問する予定です。
5月22日にはプロジェクトサイトのカンポット州Dechou村を訪問し、地方自治体の人々と会って、さをりプロジェクトの進捗について情報共有をします。11月にはJICAの人たちと再度会う予定です。その時には、JICAからの支援だけを要請するのではなく、在カンボジア日本大使館の草の根支援無償についても可能性を探ります。プロジェクトの予算はおよそ10万ドルです。このお金は社会における人々の平等のために使われるものです。JICAは日本円で100万円支援してくれます。
話し合いの中で、タナカ氏は、このカンボジアでの3年間で、困難な状況で暮らす障害者に会ってきたこと、彼らの障害がバリアになっていることなどについて言及しました。多くの団体、例えばメインストリーム協会やCMCなどが障害者のための活動をしています。タナカ氏はまた、プロジェクトのための資金についても説明しました。この事業はお金のためのものではなく、村に住む人々の生活水準を変えるためのものであるということです。 タナカ氏はこの考えを、事業地の人々にも説明します。タナカ氏はこのプロジェクトプロポーザルライティングのための情報収集と、積極的に参加してもらうために、多くの人に会います。例えば、日本では廉田氏や山崎氏(メインストリーム協会)や、JICA関係者、さをりプロジェクトに関わる人たちなどです。カンボジアでもサミスさん、キムサンさん、シナラさん、ラタナさんなどに会いました。私たちはたくさんミーティングをしましたが、なかなか良い結論に至ることができていません。メインストリーム協会はこのプロジェクトに多大な支援をしてくれています。特に、ソーラープロジェクトの一環として、障害者が利用できるソーラーパワー購入の支援をしてくれました。
さをりプロジェクトの 構造
このプロジェクトは私たちだけではできませんので、パートナーと協力する必要があります。予算の10%はリサーチ費、書類準備、報告書作成、ドナーへのアピールなどに使われます。7月にJICAに連絡を取ります。
7月と8月には計画の準備に入り、10月にはJICAがさをりプロジェクトの申請を承認します。そしてさをりプロジェクトは2016年の6月から始まります。
私とサミスさん、ラタナさんはプロジェクトプロポーザルにこの計画を書き入れます。サミスさんはさをりプロジェクトの責任者です。私たちカンボジア人も、強くて良い協力関係を築くチームワークが必要です。そこで、明確な役割分担や責務が必要です。予算の 10% は管理費、80% から 90%を活動費として使います。
村人や地方自治体の人たちにさをりプロジェクトのことを説明する。
プノンペンから90キロ離れたDechou 村へ行くために、朝8時から出発の準備をしました。道中さをりプロジェクトについて話しながら向かいました。
2時間でDECHOU村に到着しました。ここではあらゆるインフラ整備が急速に進んでいます。私たちが到着したとき、村長と、コミューン長と村人たちに会いました。
お互いの自己紹介をした後、タナカ氏はさをりプロジェクトについて説明しました。 そしてプロジェクト成功のために尽力することを伝えました。人々はプロジェクトについて理解し、歓迎してくれました。
DECHOU村の人々とのミーティング
村役場の人たちと
DECHOU村の風景