コラム:運動の声~25条キャンペーンによせて~
私は、Article 25 (世界人権宣言第25条に関する、世界規模の投票キャンペーン)の活動に参加することに、大きな関心を持っていました。何故ならば、私の所属する団体は、Association of Patents of Disabled Children (APDC),の趣旨が、その活動に非常に似ていたからです。それは、今ある特許法や特許政策が、世界的に、必要な医療へのアクセスを制限しているという現状を変え、それらの脅威にさらされている人々のために、医薬品を手頃なものとして守るために行動することです。
医療サービスは、あらゆる地域において、例外なく、アクセシブルかつ入手可能でなければなりません。特に障害者とその家族にとってはそうでなくてはなりません。
地球規模の健康の不平等を解消し、全ての人に対して平等な機会を作り出すために、様々な関係者間において、例えば加盟国、国際組織、企業、NGO、などと、国内及び国際的な協力を築くことはとても重要です。
この世界規模の行動では、健康は最優先事項であり、健康への権利は、例外なく全ての人にとって、基盤となる権利として機能しなくてはならないと謳っています。あらゆる障害のある子どもは、国の健康プログラムに含まれ、医療診断、治療、サービスを受けられなければなりません。
車いすを利用している障害児や障害者は、苦しい状況にあります。
望ましい状態とは、医療施設がアクセシブルな建物であること、バス停があること、特別な椅子のような医療機器があること、そして、身体及び精神障害者とコミュニケーションが取れ、彼らのニーズを把握することができる、教育されたスタッフがいることです。
しかし、悪い状況では、精神及び身体障害者は医療サービスへのアクセスは他者よりも弱く、それはもちろん病気や病の再発というネガティブな状態を意味します。
もしも不十分な医療サービスしか受けられなければ、それは彼らの家族だけではなく、コミュニティや地域、ひいては国全体にとって悪いことです。
例外なく全ての人の平等と、基本的健康及び社会的ニーズの満足は、人権の基本原則です。健康は人権の土台です。キルギス共和国では、“健康であれば、全てを手にしたと言える(If you have health, you have everything.)” ということわざがあります。これは多くの国で共通認識ですが、質の高い医療サービスと、良質かつ戦略的な健康政策がなければ、それを実行することは難しいです。
ですから、私は投票するのです!
健康の権利についての活動において、あなたの声がとても重要です。健康とは、人権の基礎となることであり、私たちは世界中の、全ての人のために、行動しなければなりません。現在の世界人口は約70億人で、増え続けています。ですから、全ての人、特にインターネットを使える人々が健康の権利を訴えることは最優先事項なのです。全ての人々が健康でありたいということは、明白な事実だと思いますが、私たちが投票することによって健康の権利を確率することができるのです。
2015 Global Voteへの参加はこちら: join25.org/vote
執筆:Seinep Dyikanbaeva 編集:Sarah Jean Horwitz
出典: https://medium.com/voices-of-a-movement/if-you-have-health-you-have-everything-ea3deb4efeb6