2016年11月29日から12月1日にかけて、保健社会保護省の支援と、世界保健機構からの経済的支援を受けてセミナーが開催されました。タイトルは"盲人及び弱視の人のリハビリテーション” として、教育心理教授法委員会(Pedagogical Methodical Psychological Committee) のパフォーマンスを向上させるため、PMPKの職員、視覚障害者支援をしているデイケアセンター、現地NGO、国際組織の代表などが参加しました。
セミナーは、将来的に視覚障害者の社会的リハビリテーションを展開する予定の組織を対象に、リハビリテーション事業の向上を目的としました。
61名の参加者はトレーナーによるプレゼンテーションを聴講しました。
プレゼンテーショントピックは次の通りです。
“視覚障害及び目の病気の原因”
“就学前児に対する早期介入及び彼らの扱い方の向上"
"視覚障害児とのコミュニケーションスキルの向上 -視覚障害と教育の概念-”
“点字の歴史と点字のシステム”
“視覚障害児の5つの基本的な感覚:視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚スキル”
“オリエンテーション及びモビリティスキルの向上”
“晴眼者ガイドとのルール”
“日常生活スキル”
“視覚障害者の支援機器”
“視覚障害児のためのインクルーシブ教育の紹介”
“障害の定義”
“政府から発行される障害者受給関連書類の仮制作、タジク盲人協会入会のための書類の仮制作(カードの記入、メンバーシップカードの発行など)”
私の発表は、視覚障害者とのコミュニケーションスキル及び盲人コミュニケーション、視覚障害児の聴覚・嗅覚・味覚・触覚スキルの向上方法、オリエンテーション及びモビリティ・日常生活スキル・盲人及び弱視のための支援機器に関する情報などでした。
私はプレゼンテーションを体験的にするため、参加者には教具として使っている目隠しを体験してもらいました。彼らに目が見えない、ということを深く理解してもらい、ひいては視覚障害児をサポートする方法を理解してもらうためです。
今回のセミナーは私たちにとっては有益な結果をもたらしましたが、多くの参加者は視覚障害児が自立できる、とイメージができなかったようです。