10月の自立生活プログラムのレポート
自立生活と自立生活運動について、スタッフや仲間の人たちと話しました。私たちはゆっくり、自立とは何か、話しています。話し合いで分かったことは、もし小さなことから頑張っていけば、将来は大きなチャンスになるということです。
今私たちの団体では3人の介助者がいます。その介助者は、本当に頑張って色々な手伝いをしています。そして、だんだん障害者の問題が分かってきて、もっと上手になっています。5日の朝から夜中の1時まで募金活動を行った際に、そのスタッフたちも一緒に頑張りました。その時は皆で、障害者運動を楽しみました。
介助者たちは事務所の掃除をしています |
募金活動の様子 |
自立生活センターの皆で努力した結果、Premさんは税金を払うことなく、スクーターを買えることになりました。そして私たちの団体には、6人位スクーターを運転できる人がいますので、Bharatさんが運転の仕方を教えました。そしてヘムさんは、Premさんの奥さんにスクーターから車いすへの移乗の仕方や、どのような時に手伝いが必要かなどを教えてあげました。Premさんの奥さんは、障害がある人が運転するのは危ないと思っていましたので、少し心配していました。しかし、ヘムさんの経験を聞いて、手伝い方を教わったので、安心しました。
Premさんがスクーターを運転しているところ |
ヘムさんが安全な運転方法を教えているところ |
ポカラの湖畔はとても有名な観光地です。とても綺麗で外国人に人気があります。その湖には山の形が映って見えます。水海山の鏡といいます。今回は団体の若手職員Bharatさんがバリアフリーチェックをしに行きました。そこには最近できた新しいトイレがありますが、車いす利用者にとっては全く不便なものでしたので、建設の支援をしたライオンズクラブに対して、車いすが入れるように直してもらうよう、手紙を書いて送りました。そして、他の場所にトイレを作る際にも、皆が使えるようなものにして欲しいとお願いをしました。
自立生活協会は、啓蒙プログラムを開催しました。そこでは、今ある障害者のための制度とプログラムについて話しました。そして、それらの制度を利用する際の問題点について、行政官はそれらの問題を無くすためにどうすれば良いかなどを話しました。そのプログラムには、行政官、当事者団体、草の根レベルで活動する団体の代表らが参加しました。
ネパールにはたくさんのお祭りがあり、Deepawaliはネパールで2番目に大きな、そして有名なお祭りです。そのお祭りは5日間続きます。その際に、“Deusi Bhailo”ということをします。これは一昔前の募金活動の仕方ですが、グループになって、歌ったり踊ったりしながら一軒一軒訪問し、寄付を募るやり方です。私たちはこの募金活動を2年前からやっています。1年に1度のこの活動は、資金調達の大切な活動となっています。この活動の目的は4つあります。
10月22日から26日まで5日間に渡って、15ヶ所の別々のところでこのプログラムを実施しました。35人が参加し、そのうち16人は車いす利用者でした。その他はスタッフと友人たちです。このプログラムでは、良い経験と悪い経験の両方を得ましたが、良い経験の方が多かったと思います。5日間で、215,000ルピーを集めることができました。そのうち支出は80,000ルピーでした。そして135,000ルピーは銀行に預けてあります。この資金は今後の活動に使う予定です。
達成することができなかったこともありました。
11月も、以前書いた計画書を振り返りながら、様々な運動をしていく予定です。
10月は2つの大きなプログラムを実施したので、とても忙しかったですが、啓蒙プログラムと資金調達のイベントはとても良い運動だったと思います。
最後に、私たちの活動について、コメントやフィードバックがあれば是非お願いします。
ありがとう ございました!
Mr. Hem Bahadur Gurung 事務局長
Ms. Anjana K.C. 会計