Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第15期生 オマーの活動報告

HEERA第2次報告書
2014年12月

モデルタウン裁判所のアクセシビリティ

Highly Enthusiastic and Educative Rights Association (HEERA) の最初のミッションは法廷でのアクセシビリティの確保です。HEERAのメンバーは全員が弁護士で、法廷のアクセシビリティのための活動は非常にやりやすいからです。HEERAの活動により、2010年にラホール高等裁判所がアクセシブルになりました。そして2014年には新しい建物が造られ、障害者のためのアクセシブルランプが設置されました。

HEERA議長のTahir Pervaiz氏はラホールのセッションズ判事に対して、新設する建物をアクセシブルにしてもらうよう請願書を書き、見事受理されたので、新しい建物はアクセシブルになったのです。

税法に関するワークショップ

ラホール高等裁判所弁護士協会(LHCBA)内の、法曹倫理教育委員会(LEEC)の共同議長として、初めて開催したワークショップでは、様々なスピーカーが税法に関する広範囲に渡るレクチャーをしました。ワークショップの最後に、議長がこのワークショップは継続して開催していくと宣言し、共同議長のオマーさんも、聴衆に感謝と、今回はシリーズの最初であり引き続き開催していくことを述べました。また、LEECは今後も、弁護士が平等に学んだり参加したりできる、国内国際的なセミナーを開催していくと述べました。

マイルストーン協会での権利擁護に関するレクチャー

マイルストーン協会はKPK州に位置し、様々な分野から障害者が集まり、様々な障害のある人に対して、一緒に自立生活や雇用についての研修プログラムを実施しています。私は障害者の権利擁護についてレクチャーしました。パキスタンの現在の状況における権利擁護の重要性と、様々な国々で使われている手法について、包括的に話しました。実践例を紹介し、障害者がどうやってお互いにエンパワーし合うか、私の考えを共有しました。KPK州の様々な地域から集まった参加者たちは、とても活発にレクチャーに参加し、大変刺激を受け、それぞれの地域で権利擁護のコンセプトを広め、仲間である障害者たちをエンパワーすることを決意しました。

第2回税法に関するワークショップ開催

税法に関するワークショップの第2回目が、ラホール高等裁判所のカラチShohudaホールで開催されました。特に、所得税申告の際の電子申告についてレクチャーをしました。ゲストスピーカーの1人が、実際にインターネット上で電子申請のデモンストレーションを行いました。私はゲストスピーカーが新しい手法を紹介してくれたことに対して感謝を述べ、LEECの進捗と今後のイベントについて話しました。

JICA、司法アカデミー訪問

JICAパキスタンから、池田直人専門官と第12期生のムザンミールさんが、HEERAのスタッフと共にパンジャブ司法アカデミーを訪問し、アカデミーのシニアインストラクター兼アカデミー長のAmir Muneer氏に会いました。最初にアカデミーのスタッフからアカデミーの内容と様々なトレーニングコースの説明を受けました。その後館内を見学し、アカデミー長から今後の計画について説明がありました。池田専門官はJICAの活動、特にKPK州で実施中のプロジェクトについて説明しました。私は、パキスタンの障害者法についての研修を実施してもらうよう、アカデミー長に要請しました。アカデミー長は賛成し、HEERAと協力して、判事を対象とした啓蒙プログラムを実施することを認めてくれました。

JICA、ラホール高等裁判所訪問

池田氏は、HEERAの代表であるオマーさんと共にラホール高等裁判所を訪れ、事務局長に訪問の目的を伝えました。事務局長は、HEERAを代表して、池田氏に感謝の品を贈呈しました。その後、池田氏とオマーさんは高裁のアクセシビリティチェックを行い、裁判長に面会もしました。訪問の最後には、弁護士団の閣僚とHEERAのメンバーで集合写真を撮りました。

JICA代表、権利条約調査開発センター訪問

JICA代表が、HEERAが計画中の調査開発センター予定地を訪問しました。HEERAは、世界中からデータを集積し、そのデータを関係者や政府などに対して、障害者に関する法の改正及び新しい法を作るための啓蒙活動に利用する目的で、権利条約に関する調査開発センターを建設する予定です。HEERAの議長は簡単に池田氏にセンターについて説明しました。

第3回税法に関するワークショップ開催

2014年11月30には、第3回目の税法に関するワークショップが開催されました。Mansha Sukhera氏とQamar uz Zaman氏がレクチャーをし、参加した弁護士たちに対していくつかの質問を投げかけました。私は、ワークショプ閉会の挨拶と、進行中の新しい計画について説明しました。

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