Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第19期生 ルーの活動報告

2019年から2021年の報告

ダスキンファミリー、支援者のみなさま

2019年から2021年の間は長い道のりであり、私には数多くのことが起こりました。 まず、ダスキンリーダーシップ研修プログラムに感謝します。このダスキン研修は、私に経験、スキル、友達、ネットワーキング、考え方、将来の生活などについて様々なことを行うように促し、多くのことへの入り口となりました。 このことで、自分がどこにいても、聴覚障害者のより良い生活を望んでいるという意思を失うことなく、自分のやり方で出来得る限りのことを学びました。

2019年から2021年の道のりです。

一生に一度

- 毎年12月3日は国際障害者デーです。 タイでは、社会開発・人間安全保障省が、タイでロールモデルとして選ばれ、認定された障害者に賞を授与しています。私は全国タイろう者協会(NADT)に推薦されて、この賞を受賞しました。

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全国タイろう者協会 (NADT)のFacebookからの写真

新型コロナウイルス

- 今年、新型コロナウイルスの感染拡大により、多くのイベントが延期となりました。また新型コロナウイルスに関する活動をたくさん行いました。私はDTH(タイ障害)雑誌からインタビューを受け、それが出版されました。

タイでのろう者のガイドの可能性は?

- 日本障害者リハビリテーション協会と日本財団の支援で、タイで「ろう者のガイド」に関する連携フォーラムを開催しました。免許を取得したいというろう者、NGO、政府部門でろう者のガイドについて話すのは初めてでした。タイでのろう者の免許についての規制や条件に驚きました。タイの規制では、試験や訓練に依然として聴覚障害者に対して障壁があることが分かりました。したがって、ろう者のガイドを成功するための最初のステップは、新たな規制への変更またはサポートに関する証拠を得るための各国のろう者ガイドに関する調査です。それを実現するためには、私たちの組織が最初に始めなければならず、それからNGOと政府部門が私たちをサポートします。 しかし調査のための予算が必要なため依然として困難です。

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相互協力

- 私はタイ政府が2020年に行われた、障害者権利委員会(CRPD)の選挙に送りたいと思っていた候補者の国際手話通訳者になる機会を偶然にも得ました。少しでも関われたこと嬉しく思います。候補者は勝ちました。現在、彼女は障害者権利委員会で働いています。

夢を追う機会を作ること

- 人生を変えたいのなら、チャンスを作り、選ぶだけである。ただそれをやったのだ!

私の友人は、奨学金によって日本で次のレベルで勉強する機会について教えてくれました。 私は、失敗したり合格したりしても、「ただやる」それだけだと直感しました。 そこで私は日本政府の奨学金に応募することにし、そして合格しました。 振り返ってみると…私はダスキン研修の中で、5年以内の人生の夢・将来の目標について書いた夢のことを思い出しました。 その時、私は5年以内に次のレベルで勉強したいと書き、今、まさしく勉強中です。私が書いた夢を追いかけていました。偶然です!ダスキン研修プログラムの学びの成果と成功であり、私はまた学生になっています。

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継続していること

- 私はテレビ番組での手話通訳者の評価やテレビでのクローズドキャプションの評価など、タイろう者協会のプロジェクトに引き続き取り組んでいます。 私はLINE、Zoom、Googleドライブなど、さまざまなアプリケーションを使ってオンラインで会議や管理を行うことができます。テクノロジーが私たちを結びつけたと言えます。私たちは制限なくやろうとすればすべてが可能になります。

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- 私はまた「Journal Society for All」にタイの新型コロナウイルスについて書き、NO.491 VOL.41-2(出典:http://www.jdnet.gr.jp/news/journal/2021/05.html)、そしてタイの新型コロナウイルスとCBIDについて大学の講師を務めました。

機会とのつながり・・・社会で手話を使うこと

- 日本滞在中、東京2020のボランティアに応募することに挑戦しました。今回、バリアについて考えずに応募する勇気を持った自分を褒めたいと思います。東京2020に参加している間、私はパラリンピックに参加していました。ダスキン研修の間、私の大きなサポーターであり、つながりとなった友人である橋本さんから、手話通訳をやって欲しいと言われたのでやることを決心しました。私は数日、手話通訳者となりました。これらの日数は必要な時間でした。一部のボランティアチームは手話について学び、それを使用し、手話と私のバリアの状況を理解しようとしたので、一部のボランティアチームからのフィードバックは貴重でした。彼らの中には、私が手話通訳者となった時、私が輝いていて、爽やかで、より活発で、迅速に反応したことに気付いたと言う人もいました。ボランティアの期間中、友人と通訳者に感謝したいと思います。彼のおかげです!また東京2020では、ウェブサイトでボランティア研修を実施しました。手話とスクリーンリーダーのバージョンも含まれています。東京2020が真の多様性とインクルージョンを生み出すことに成功したと感じ、そのことに感謝しています!

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最後になりましたが、愛の輪基金、ダスキンリーダーシップ研修、日本障害者リハビリテーション協会職員、ダスキンファミリー、そして日本の友人の皆様のご支援に心より感謝申し上げます。研修のおかげで、日本手話を使って政府機関と文書についてやり取りができ、私の日本での生活はより快適になり、実地調査の時、基本的な日本語での情報アクセスなど、あらゆる機会での手話通訳者による情報アクセスは毎日新しく学ぶことを面白くしてくれています。

カォクン・タンティピシックン(ルー)による報告

タイのダスキン第19期生

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