Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第22期生 カヴィンダの活動報告

~ダスキン研修を終えて帰国後半年間の活動について~

私は2022年4月から2022年12月までの8ヶ月間、第22期生としてダスキン研修に参加しました。コロナの脅威と闘いながら、日本のろう者リーダーたちの下で貴重な知識と貴重な経験、スキルを得ることができました。

私が得た最も貴重な経験は、日本のろう者リーダーたちの新しいアイディアや計画、そして障害や課題に直面しながらも、ろう者コミュニティの発展に揺るぎなく取り組む姿を目の当たりにしたことです。

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ダスキン研修を終えて帰国後、深刻な経済的・政治的危機に直面しているスリランカで困難に直面しながら、ろう者コミュニティの発展のために私が行った活動は次のとおりです。

取り組み1

秘書として無給で8年間働いてきたガンパハ地区聴覚障害者協会の役員たちと会い、そこで協会がどのように変わっていくべきか、日本の聴覚障害者団体から得た経験を基に説明しました。ガンパハ聴覚障害者協会の役員たちはそれを通じて新たな知識を得ることができ、私にとっても協会の発展のためのコンサルタントとして活動する初めての機会となりました。

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取り組み2

日本での経験を、高等教育を受けたスリランカの聴覚障害者コミュニティの若者数名にZoomを用いて紹介しました。 そこから新しい若者コミュニティが、将来どのようにコミュニティをリードしていくべきなのかという知識が得られました。

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また、私が研修で得た知識と経験を協会のメンバー全員と共有し、彼らが新しい考え方を生み出せるよう努めました。自営業の方法、ポジティブシンキング、社会の問題への向き合い方などを説明しました。スリランカは深刻な危機的状況のため、現時点では成果は出ていませんが、将来的には実行に移されると信じています。

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取り組み3

2023年2月10日、ガンパハ地区聴覚障害者協会の書記の職を辞し、スリランカ全土の聴覚障害者コミュニティと身体障害者に奉仕するためにアシャディ氏によって設立された「United National Special Occasions Forum」に参加しました。2023年6月20日からは、聴覚障害者部門の事務局長を務めています。このフォーラムで視覚障害や身体障害を持つリーダーたちと協力しながら活動できることを光栄に思います。

スリランカの聴覚障害者家族が抱えている問題を調査し、スリランカ政府を通じて解決策を提供するプロジェクトを行っており、現在情報を収集している最中です。これも日本での研修の成果です。

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取り組み4

雇用問題、政府からの手当、コミュニケーション問題など、スリランカの聴覚障害者家族のコミュニティで確認された問題は、United National Special Occasions Forumを通じて大統領顧問と議論され、これらの解決策を提供するよう今後スリランカ議会で取り組む予定です。大統領顧問が約束してくれたことは、とても大きな成果です。前向きな結果として、現政権は個人事業主となるための相談と援助を聴覚障害者コミュニティに対して提供すると発表しました。また、大統領補佐官から、将来的に障害者コミュニティのための年金制度を導入する計画に参加するよう要請されました。私に与えられた大きな使命です。社会奉仕活動のための新たな経験と知識を得る機会を与えてくれたダスキン愛の輪基金に感謝しなければなりません。

写真6

今後の計画と活動

日本でのダスキン研修後、私の主な目標はスリランカの聴覚障害者コミュニティと社会との距離を解消しながら、コミュニケーションの機会と手話を広げるために「You and Bihiri Api(You with Deaf us)」という*手話カフェを始めることでした。このプロジェクトに関するレポートは、スリランカ社会福祉省と民間の社会福祉団体に提出済みです。一日も早く良い反応が返ってきて、このプロジェクトを開始できることを期待しています。

最後に

第22期ダスキン研修のろう者研修生として、私にリーダーシップの研修やスキルを身につける機会を与えてくださったダスキン愛の輪基金、研修を引き受けてくださった日本のろう者リーダーの方々、日本障害者リハビリテーション協会に心から感謝し、これからも全力を尽くしていきたいと思います。

新しい活動についてはまた後日報告します。

ダスキンファミリーの方々の成功を祈っています。

22期生(スリランカ)
バスティアン・コーララゲ・ディルシャン・カヴィンダ・ロドリゴ

*手話カフェ:手話や筆談で聴覚障害者と健聴者がコミュニケーションを取りながら過ごすカフェ。

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