Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第3期生 シャフィクの活動報告

自立生活プロジェクト開幕式

重度障害者のためのパイロットプロジェクト
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マイルストーン協会は、2014年9月1日に、CBIDの傘下で、重度障害者のためのパイロットプロジェクトをスタートさせました。このプロジェクトはパンジャブ障害者福祉トラストと協働で実施され、10人の重度障害者に電動車いすと介助サービスが支給されます。このプロジェクトの背景には、重度障害者は適切なサービスが受けられず、移動の自由がなく、社会の一員からも排除されているということがあります。このプロジェクトでは電動車いすを配布することで、重度障害者の移動を確保し、自立生活のスキルを得ることで、社会参加と尊厳を確保するものでもあります。このプロジェクトの狙いは、重度障害者が社会の生産力の一端を担う存在へ、彼らを導くことです。式典はマイルストーンの事務所で行われました。

参加した障害者は、車いすや介助者が利用できないことで、日常生活で抱える問題や、生活上の基本的な設備の欠如の問題があり、自由の効かない生活を強いられていることなど、彼らの感情を訴えました。彼らは、人生や社会において、役割を与えられていないということの危機感を募らせていました。このプロジェクトは、重度障害者の移動を確保することで、彼らに自信を与えるものです。

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主賓の、パンジャブ福祉トラスト代表でもある、Dr. Izhar Hashmiは、団体の紹介の中で、団体では障害者を常に事業の中心におき、重度障害者に対するサービス提供のため、この事業への支援をしていると述べました。そして、バランスのとれた社会の創出のため、重度障害者のメインストリーム化は急務であり、マイルストーンへ協力の感謝を述べました。

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マイルストーン協会代表のシャフィク氏も同様に、協力団体に謝辞を述べ、更に、マイルストーンは重度障害者が社会で活動することができるように、自立生活マネジメントスキルを提供すること、そして電動車いすと介助サービスを提供することは、このパイロットプロジェクトの重要な部分であり、マイルストーンはこのプロジェクトがベストな状態で実施されるよう、ノウハウを注ぎ込むと誓いました。障害者は、他者と同じように、平等に扱われ、尊敬され、社会に貢献する存在です。

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