講師:奥平真砂子・那須里美
2015年1月16日、17日
マイルストーン協会は、日本障害者リハビリテーション協会から奥平真砂子氏と那須里美氏を招き、コミュニケーションスキル研修を実施しました。パキスタン全土の当事者団体から障害者が参加しました。コミュニケーションは人間の存在理由であり、私たちは生きるためにコミュニケーションをとります。しかしそのためには、良いコミュニケーションの方法を学ぶことが不可欠です。時には、コミュニケーションがトラブルや誤解をしてしまうことがあります。正しいコミュニケーション方法を学ぶことは、芸術のようなものです。
研修は参加者の自己紹介から始まりました。マイルストーン代表のシャフィク・ウル・ラフマン氏は自己紹介の進行を務め、日本からのゲストの紹介をしました。
那須氏は簡単に研修のプログラム説明とアイスブレイキングセッションをしました。参加者には研修の資料が配布され、研修の流れを把握しました。参加者は研修のルールを紙に書き出すことで、研修の趣旨を理解し、自由に意見を出し合うことができるようにしました。
グループごとに別れ、”アクティブリスニング”についてのコメントを出し合いました。それから、フリップチャートが配られ、気づきを書き出し、プレゼンテーションを作成しました。参加者は積極的にこのエクササイズに参加しました。
次のセッションのタイトルは、問題解決です。奥平氏によって進行されました。付箋とフリップチャートが配られ、参加者は、バラバラにメッセージが書かれたカードを、並べ替え、組み合わせることで、問題を解決することができるというエクセサイズをしました。
このエクササイズは問題解決ために必要な考え方や、頭の回転が良くなるための素晴らしい糧となりました。参加者は混乱した状況下においての対処法とコミュニケーションの方法を学ぶことができました。そして、各グループでの気付きを発表しました。
最後に1日のフィードバックを行い、参加者は今日学んだことを改めて振り返りました。
2日目は半日の研修で、コミュニケーションに関する様々な質問がフリップチャートに付箋で書き出され、それに対し一人ずつ答えていくというやり方でセッションが進められました。
セッションはグループ別に行われ、参加者はそれぞれ彼らの回答を書き出しました。最後に参加者はそれぞれこの研修での気付きを共有し、研修は終了しました。
今回の研修と、配布された教材に感謝し、将来より良い方法でコミュニケーションが取れるようになることを期待しています。今回の研修で、より良いコミュニケーションに関する多くのことを学び、エクササイズを通して自信とチームワークスキルを身につけることができました。この研修により、全ての人は平等に尊敬すべき存在で、お互いに助け合わなければならないということも、学びました。