Duskin Leadership Training in Japan

最終レポート

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パーリン・ノエンのファイナルレポート

こどもの時から二十歳になるまでの夢が叶って日本へきました。私は勉強するのが好きではなく、自分は何もできないと思っていました。なぜなら、家族や友達がいつも私に「あなたは障害者だから何もできない」と言ったからです。私はその言葉を信じていました。

私は高校を卒業してからワット・タン障害者訓練センターで英語とコンピューターの勉強を始めました。私の先生は乙武さんの本を読むことを薦めました。彼は手と足がありませんが、健常者よりももっといろいろなことができます。私は障害者でも望めば何でもできると信じるようになりました。

2004年8月31日に日本に到着しました。日本の国と日本人に感動しました。日本では障害者はどこでも行くことができるし、自分たちで何でもすることができます。国が彼らに協力的だからです。私はアジア太平洋の異なった国から来た研修生に会いました。

日本語のクラス(日本語研修)

日本語クラスは3ヶ月でした。先生はみんないい先生で、日本人とコミュニケーションできるようにわかりやすく教えてくれました。日本語の先生は障害者の気持ちをわかってくれて、とてもうれしかったです。授業中に私たちが退屈していた時、先生たちはいつも冗談を言ったり、お互いの言葉はわからなくても自分たちの言葉で話させてくれました。私たちは楽しかったです。

でもまだ日本語があまり上手ではありません。時々、日本人の話す日本語と私が勉強した日本語が違うので、混乱することがありました。私にとって障害者のためのセミナーやマラソンや会議に参加することはとてもいい機会です。完璧に話したり、理解したりすることはできませんが、日本語をどのように話すかはわかります。

ハンズ世田谷

2004年12月、それぞれの研修生は目標を達成するために研修を始めました。私の初めの研修団体はハンズ世田谷という自立生活センター(CIL)でした。CILは、地域の障害者が自立した生活をするための助けをする団体です。ハンズ世田谷でピア・カウンセリング、障害者のためのアクセシビリティや障害者運動を勉強しました。でも、私はどうしてそのような活動が必要なのかわかりませんでした。コーディネーターにCILのプログラムについて全然わからないことを話して、ひらがなの資料がほしいと頼みました。彼女は私がほしかったものを探してくれました。そして、それを読んでCILの意味がわかりました。

ホームステイ、文化、スキー研修

海外で暮らすことは、他の国の文化を見たり、体験するためにとてもすばらしいことです。これは私にとって日本の文化を知るためのいい機会でした。

去年の12月にホームステイがありました。私は北海道の日本人家族と生活しました。雪や白い大地と山を見るのは初めてでした。雪が降るのはとてもきれいでした。ホストファミリーはとてもいい人たちで、いつも私を小さな子供のように世話してくれました。朝はいつもお母さんが朝ごはんを作ってくれて、お兄さんが帰ってくるまでいろいろなところへ連れて行ってくれました。スケートは今までしたことがありませんでしたが、とても面白くて、好きになりました。新年に家族は日本の文化を知るためにお寺へ連れていってくれました。そして、新年の花の作り方を教えてくれました。花にはとてもいい意味があるので、とてもいいです。

日本の文化はきれいですから、とても好きです。日本の文化は少しカンボジアの文化に似ていると思います。しかし、日本の若い人たちは自分達の国の文化にあまり興味がないようです。若い人たちはアメリカやヨーロッパの文化にもっと興味があるようです。とても残念です。

それから、スキー研修に行きました。私にとって初めての体験でした。ホームステイをした北海道で雪を見たことがありましたが、スキーはしませんでした。だから、この研修は私にとってスキーを体験する本当にいい機会でした。2日間スキーをして楽しみました。スキーは少し難しかったですが、いい経験でした。

大阪と名古屋

大阪で地村さんと一緒にCILプログラムの勉強をしました。彼はいつも政府に行って、偉い人と話しました。私は偉い人と話す自信が全然ありませんでした。地村さんは私に教える時間が足りないと言いました。だから夜教えてほしいとお願いして、毎日、朝の3時か4時までCILプログラムについて話しました。土曜日と日曜日はILP(自立生活プログラム)で、USJや大阪城へ行きました。

自立生活センター・あるるでは、東谷さんと一緒に障害者運動について勉強しました。そして彼と一緒にセミナーに参加しました。たくさんの健常者や障害者の人たちがいました。それから彼は障害者が自分達の生活を楽しむためのワークショップの仕方を教えてくれました。自立生活夢宙センターではスポーツセンターに行って、ボーリングを教えてくれました。今までにしたことがなかったので、とても気に入りました。

名古屋ではCILのスタッフと一緒に過ごして、日本のNGO運営と社会福祉制度について学びました。障害者のための車いすを作っている会社へ行きました。この会社はカンボジアにも車いすを提供しています。

光友会

光友会では、視覚障害者のためのコンピューターと点字印刷について勉強しました。以前は視覚障害者がどうやって点字の本を作ったりコンピューターを使ったりすることができるのか知りませんでした。このプログラムを学ぶことはとても興味深かったです。私の国の視覚障害者も日本と同じようにコンピューターを使ったり、点字を読んだり書いたりすることができるようになってほしいです。

心身障害児総合医療療育センター

ここでは、原先生と一緒に障害のある子供のためにどのように活動をするかを学びました。先生はとてもやさしくて、親切でした。彼は絵を描いたり、見せたりして私に説明してくれました。5日間だけでしたが、たくさんの情報やリハビリテーションの仕方を学ぶことができました。私の国の障害がある子供や私の団体にとってとても大切なことでした。

パソコン研修

日本障害者リハビリテーション協会の情報センターで、障害者のためのDAISY技術を学びました。そして、大谷田就労支援センターでホームページの作り方も学びました。国にこの技術を持って帰れば、障害者の生活を変えることができるので、このプログラムを学ぶことができてとてもうれしかったです。技術の助けがあれば視覚障害者やそのほかの障害者がコンピューターを自由に使うことができて、技術社会で生活することができます。

みなさんへの言葉

日本での滞在は私にとって大切な思い出です。10ヶ月はとても短くて私の国の障害者のためにすべてを学ぶことはできませんでした。将来それぞれの国でリーダーになるための研修をする機会を与えてくださったダスキン・広げよう愛の輪運動基金に感謝しています。

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