日本へ来る前に日本語があまりできませんでしたが、先生たちは私たちにたくさん教えてくれました。はやく覚えられるように、私たちに面白い絵を見せたり、日本の歌を教えてくれたり、宿題をたくさん出してくれたりしました。
そして、日本人の友だちに会った時も日本語で話しました。でも、漢字はまだ書けません。これからも勉強を続けます。
研修生の中でトマシさんは聴覚障害者ですから、毎日会うとき、コミュニケーションができるように、トマシさんは私たちに手話を一生懸命教えてくれました。私は日本の手話をちょっと覚えました。
日本で130のCILがありますから、障害者は自立生活ができるし、仕事もできるし、社会のイベントにも参加できます。
CILの歴史、理念、運動と障害者のためのサービスを研修したり、見学したりしました。私はいろいろなCILに行きました。
CILさっぽろで、障害者のためのサービスを勉強しましたが、ちょっと特別なのはベンチレーター使用者ネットワーク(JVUN-Japanese Ventilator Users Network)があることです。
CIL東大和、名古屋のAJU、CIL小平では体験室に泊まりました。センターのスタッフが色々なサービスを紹介したり、説明したりしてくれました。それから、センターの利用者さんの自宅を訪問したり、日本の障害者と一緒に話したりしました。自立生活のイメージがもっともっと分かりました。
ILP(自立生活プログラム)でピアカウンセリングを勉強し、町田ヒューマンネットワークで研修をしました。いい経験だと思います。
DPI日本会議では、世界と日本の障害者の運動の情報を教えてもらいました。障害者のデモに初めて参加しました。デモは、色々な障害を持っている人を集めて、政府の人たちと生活の支援について話すためにします。
大谷田就労支援センターでワード、エクセル、パワーポイント、ホームページビルダーを勉強しました。コンピュターの勉強をやったことがあるけれども、使っているパソコンは全部日本語ですから、勉強しなければなりませんでした。ホームページビルダーが一番好きですが、自分のホームページはまだできていません。もっと勉強したいです。
そして、情報センターでDAISYの作り方を学びました。そのプログラムは視覚障害者にはとても便利ですから、ベトナムに帰ったら団体のみなさんに教えたいです。
私のやりたいことは障害者のための旅行サービスですから、JTBの今西さんと日本障害者リハビリテーション協会(JSRPD)の上野さんに会って、いろいろなサービスと意見を教えてもらいました。本当によかったです。
障害者の生活に支援は大切なことですから、電動車いすはとても必要です。ベトナムでまだ少ないですから、私の夢は障害者たちがサポート機器をもらえるシステムを作ることです。
ホームステイはよかったです。日本の文化と家族の生活を体験しました。お父さんとお母さんはたくさんおいしい食べ物を作ってくれました。岐阜県関市のダスキンの会社にも行きました。日本の神社へ行きました。
日本でいろいろなスポーツをして、たくさん日本の友だちができました。
日本に来てから、2ヶ月ぐらい稲治先生とJSRPDのスタッフと一緒にプールで水泳を勉強しました。水泳は私の体にはいいことですから、これからも泳ぎたいです。
1月に新潟で初めてスキーをしました。寒かったですけれども、雪とスキーが大好きです。
ベトナムでアーチェリー、ボーリング、電動車いすサッカーと車いすダンスのような障害者のためのスポーツがあまりありません。私の団体にも作りたいです。
障害者たちのための自立生活運動をやりたいです。でも、すぐにCILを作るのは難しいです。ですから、最初に、障害者の情報センターを作りたいです。情報はとても大切です。でも、ベトナムでは障害者が情報をもらうのは難しいです。外国の友だちとベトナムの障害者団体が一緒にネットワークを作ったら、お互いに情報を送って、障害者の状況を知ることができます。そして、自立生活運動の情報も知らせたいです。
次に、自立生活ができるためにサービスなどを作りたいです。障害者の旅行のためのサービスを作りたいと思っていますが、そのためにも介助者が必要です。介助者のサービスだけを作るのは難しいかもしれませんが、旅行のサービスと一緒に考えると、できると思います。少しずつサービスを作っていって、いつかベトナムで自立生活運動をやりたいです。
ダスキンは研修生にいろいろなチャンスをくれました。JSRPDのスタッフと日本語の先生は研修生をたくさん手伝ってくれました。研修先のスタッフもいろいろなことを教えてくれました。本当にどうもありがとうございました。