いつか私の夢が叶いますように
Hope my dreams come true in the future
インドにいた時は、日本でパソコンの勉強をしたいという夢がありました。日本ではテクノロジーが進んでいるので、もっと勉強をして、帰ってから障害者が働くことができる会社を作りたいと思ったからです。
最初の3か月は日本語研修で、私は点字で日本語の勉強をしました。それは、私にとって初めて点字を使って勉強した経験でした。インドでは盲学校に行かなかったので、あまり点字を使いませんでしたから、どうやって点字で勉強しますか、どうやって試験をしますか、とても心配でした。でも、ケンジェさんと先生たちはいつも教えてくれました。日本語の4級の試験では、400点のうち、345点を取って、合格しました。とても嬉しかったです。
1月から個別研修が始まりました。最初は、浜松の障害者授産所ウイズに行きました。そこでは、いろいろな障害がある人たちが一緒に働いています。重い障害がある人たちも家を出て外で仕事をしています。それを見て、インドでもパソコンだけではなくて、簡単な道具を使っていろいろな障害がある人たちが働くことができる会社を作った方がいいと思いました。それで少し考え方が変わりました。
藤沢にある光友会に行きました。そこでは、ライフ湘南と太陽の家を見学しました。ライフ湘南では知的障害のある人たちがいろいろな仕事をしています。例えば、パンを作ったり、レストランでいろいろな仕事をしたりしています。それを見て、障害がある人たちは何でもできると思いました。太陽の家では、重い知的障害者は簡単な覚えやすい道具を使って働いています。スタッフの人たちもその障害がある人たちにあわせていろいろな工夫をしてサポートをしています。
大阪の日本ライトハウスに行きました。そこでは盲導犬訓練部に行って勉強をしました。盲導犬は視覚障害者に大切だと思いました。リハビリテーションセンターにも行きました。そこでは生まれた時は障害者ではなくて後で障害になった人たちが家を出てどうやって生活することができるかを勉強しました。
障害者の自立生活についても学びました。ヒューマンケア協会に行く前は、自立生活は何でも自分一人ですることだと思っていました。そこで勉強をした後、自立生活は自分でできないけど、自分で決めて自分で選ぶことだと分かりました。自立生活についての考え方が変わりました。
5月に、私はケンジェさんと一緒にいろいろな所で勉強をしました。その中でユニバーサルデザインの勉強をしましたが、そこでは障害者だけではなくてみんなが使うことができるものをいろいろな工夫をして作っていました。例えば、シャンプーとリンスのボトルを少し変えて使いやすくします。少しの工夫でいろいろなアクセスができることを知りました。
最後に、静岡県立大学国際関係学部石川研究室に行きました。そこでは、株式会社エクストラに行って、PDAやウェブアクセシビリティなどいろいろな勉強をしました。石川准先生からもパソコンを教えてもらいました。学生やスタッフの皆さんと仲良くなりました。とても嬉しかったです。
楽しかったことは、ゴールデン・ウィークの時、メインストリーム協会の人たちと広島に行ったことです。夜遅くまで座って話をしました。一つの家族のようでした。とても楽しかったです。
静岡県立大学へ行った時、学生やスタッフの人たちと一緒にいちご狩りに行きました。 たくさん取って、お昼ごはんをいちごにしました。すごくおいしかったです。 それから、1159段の階段を登って、話をしながら、山に登りました。とても楽しかったです。
大変だったことは、食べ物です。私はベジタリアンで卵と肉と魚を食べることができませんから、食べることができるものは少ないです。
今、私には新しい夢があります。
インドでは、田舎にいる障害者が家を出て勉強をすることができません。そして、自分で生活することもあまりできませんから、その人たちを支援したいです。
まだバリアフリーがないので、障害者の生活は難しいです。そのために、バリアフリーと社会福祉の制度を良くしたいです。
教育があっても障害者は仕事をすることができませんから、いろいろな障害者が一緒にいろいろな道具を使って仕事をすることができる会社を作りたいです。
国へ帰ってから前の仕事を続けながら田舎の障害者の教育支援を始めたいと思います。日本で研修したことを活かして、私の夢が叶うように頑張ります。
最後に、広げよう愛の輪運動基金および日本障害者リハビリテーション協会のスタッフと先生方、研修でお世話になった皆さんにお礼を言いたいです。ありがとう ございました。