Duskin Leadership Training in Japan

最終レポート

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ムザンミール・イスラムのファイナルレポート(チャプター2)

10ヶ月間の研修ではじまった私の旅

すばらしい日本の思い出

1. ホームステイ

お正月休みには高知県のご家族のところでホームステイをしました。私のお世話になったご家族は、日本の障害者運動創立者のメンバーでした。このホームステイ期間中、障害についてさらに多くを学びました。たいへん短い間でしたが、私に対して両親のように接してくださり、日本のお父さんとお母さんができてこんなに嬉しいことはありません。家は海の近くにあったので何度も海に行き、一度は魚釣りもしました。毎日おいしいごちそうをいただきました。パキスタンでは私の結婚式にこのご家族をご招待したいです。またいつかこのご家族に再び会いに出かけたいです。

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2. スポーツ

小さいころから私はスポーツが好きで、パキスタンでいろいろなスポーツをしていました。日本での10カ月間の研修中も、水泳、マラソン、スキー、陸上といろいろなスポーツをやりました。女性と泳いだのは初めてだったので実に恥ずかしかったですが、今は慣れて恥ずかしくなくなりました。スキーも初めて体験しましたが、とても楽しかったです。
2011年6月には東京都主催のスポーツ大会に参加して金メダルを2個もらい、東京都の最高記録も更新しました。

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今後の計画

パキスタンに戻ってからは、新しい障害者協会と自立生活センターをオープンし、それによってパキスタンの障害者運動と障害者のネットワークの強化を目指していきたいと思います。個人的には、人権擁護運動家として活動し、また近い将来は障害者運動のリーダーになりたいと思っています。また、以前働いていたJICAの活動もボランティアという形で手伝っていく予定です。世界をユニバーサルな場所にすべく、私の一生を障害者運動に捧げたいと思います。

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まとめ

10カ月間の研修では人権、法律、政策、自立生活など多くを学びました。新しい体験をしたことで新しいアイディアが浮かび、また新しいリーダーシップスキルを身につけることができました。それまで自分が持っていることに気付かなかったリーダーシップの資質や自信に気付き、自分の能力開発、自己決定のためのセルフ・エンパワーメント、リーダーシップスキル、障害についての知識も身に付けることができました。日本には素晴らしい友人もたくさんできました。研修を終えて、たくさん新しい責任を負うこととなりました。
広げよう愛の輪基金の皆さんに、このようなすばらしい研修プログラムに参加する機会を与えてくださったことを感謝します。また、日本障害者リハビリテーション協会の皆さん、そして私の美しい研修コーディネーターに、研修プログラムの立案企画で努力してくださったことを感謝します。10カ月の研修を通して私がこのように変わることができたのは、一重に皆さんのおかげです!

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最後に

ひとつの山を登りきったあと、まだ多くの山が自分を待っていることを知った。
自分以上でも、自分以下でもある必要はない。
私は、わたし。

ありがとう、日本!

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