Duskin Leadership Training in Japan

研修レポート

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ナンの日記 4月

4月15日(月)

月曜日、メインストリームの代表の廉田さんと8時間にかけてお話ししました。今までメインストリームでの研修を振り返りながら、障害者の自立生活、日本における障害者の福祉制度と自立生活運動、CILの運営および帰国後の活動について、深く話し合いました。夜、メインストリームの鍛冶さん、数矢さんと田村さんと一緒に全国自立生活センター協議会(JIL)のドキュメンタリー《人生を変える 社会を変える 自立生活運動の歴史と役割》を観て、お菓子食べて歓談しながら、自立生活運動の歴史およびヒューマンケア協会等CILの活動についてを勉強しました。

4月16日(火)

火曜日、メインストリームの平田さんとエリさんと一緒に関西学院大学の障害学生支援室へ見学に行きました。午後、大学の教室に入って、授業参観しながら、実際に大学生とふれあうことができ、聴覚障害のある学生がどのようにノートテイカーを利用して授業を受けるのかも見学できました。その後、関学の障害学生支援コーディネーターと話し合って、関学における障害学生修学支援体制を勉強しました。夜、ホームステイでメインストリームの高橋さんのお家に一晩泊まって、呼吸器や経管栄養を使っている極重度身体障害者がどのように介助サービスを利用して自立生活を過ごしているのかを自分の目で確かめて、大変勉強になりました。

4月17日(水)

水曜日、メインストリームのゆりあさんと一緒になんばグランド花月劇場へ吉本興業の漫才と新喜劇を観に行きました。お笑い芸人の会話の滑稽な掛け合いの妙を現場で見て、関西特有の面白いネタと言い回しをきちんと体験できました。その後、ゆりあさんと一緒に道頓堀や梅田をのんびりと巡って、雑談しながら肉かすを食べだり、タピオカを飲んだり、路上ライブを観だりしました。夜、ホームステイでメインストリームの数矢さんのお家に一晩泊まりました。手作りの天ぷらを食べながらメインストリームの皆さんが出演した番組「バリバラ」を観て、玉木さん、大橋グレイスさん、メインストリームの皆さんなど障害者運動に活躍している先輩たちの姿を通じて、日本の障害者がどのようにバラエティーを考案し、障害者の権利擁護にまつわる啓発・広報活動を行ない、社会に障害者の自立生活のやりがいを発信するのかを勉強しました。

4月18日(木)

木曜日、きちんと休んで、ずっと溜めた疲れを取りました。夜、ホームステイでメインストリームの数矢さんのお家に一晩泊まりました。

4月19日(金)

金曜日、メインストリームの皆さんと一緒にインデックス大阪へバリアフリー展に観に行きました。展示会では、外出できない寝たきり障害者がどのように分身ロボット「Orihime」を通じてテレワークをし社会とつながるのかも、現場でロボットを操る障害者とやり取りして学びました。福祉展示会は台湾にもいくつかありますが、最新の福祉機器やサービスを実際に自分の目で見て、日本の障害者福祉の最新状況を勉強することができました。夜、メインストリームの鍛冶さんと数矢さんと一緒に映画「道草」の宍戸監督と会いに行って、食事しながら、映画制作の体験談と監督の視点で見た知的障害者の課題についてをお話ししました。

4月20日(土)

土曜日、メインストリームの新入りアテンダントさんと一緒に新人研修に参加しました。メインストリームの平田さんによる自分史を聞いてから、看護師による生理学講義を受け、看護実習用のマネキン人形を使ってたん吸引と経管栄養の演習も体験しました。最後に、新人アテンダントさんと一緒に筆記試験に参加し、幸い私も受験に合格しました。

4月21日(日)

日曜日、メインストリームの平田さんと下地さんと一緒に阪神競馬場に行きました。皆さんと一緒に競馬を観て、馬券も試しに購入しました。幸い、私の賭けた馬が勝て払戻金を受け取りました。初めての競馬で日本文化を体験することができ、楽しかった。

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